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《2025.8.29
8月29日(金)晴れ間が多く、変わらない暑さで、今日も猛暑日に。27.5℃~35.5℃。

一昨日の大綱質疑での2つ目の議論は、7月23日の朝、奥本町にお住まいの方から、息急き切ってご相談があった水道漏水事故です。
水道当局に経過の説明を求めたところ、当初は漏水住戸が空き家だったことを知らずに対応し、私からの問い合わせで初めて知ったと報告。「それはおかしい」と指摘したところ、電話応対の録音を調べ、通報者が2度にわたってその旨を伝えていることが判明しました。応対した「お客様センター」の職員が、その情報を調査修繕委託業者に伝達しなかったため、工事対応が遅れたのです。
4日間も放置され、漏れ続ける水道水に危機感を抱いた相談者が思いあまって私に相談されたのですが、的確な対応があればなかったことです。
なお、この漏水事故の発生原因を確かめたら、「給水管の老朽化によるもの」とのこと。古い給水管は「一層管」で痛みやすく、改修工事の際「二層管」に切り替えているのだそうです。
ちなみに、漏水事故発生状況についてデータ提供を求めてグラフ化してみました。2010年以来、配水管(本管)の事故は減っているのに、今回のような家庭への給水管の事故は増加傾向です。
これらの事態について、森上下水道管理者が次のように答弁しました。「漏水事故という重大事案を適切に情報共有管理できず、対応が遅れたことは非常に遺憾で、お詫びを申し上げたい。漏水事故や施設に関係する事故は全国で増えており、危機意識を持って取り組んでいかないといけないと思っている。目の前で漏水が起こっている状況で、市民の方にすれば、この漏水がどんどん拡大するのではないかという不安感を持たれたかと思う。そういったことも踏まえ、局として今回の対応を十分検証し、迅速で的確な対応に努めていけいるように取り組んでまいりたい」。大切な情報の伝達ミスは、ぜひとも繰り返さないでほしいものです。

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